『生物の科学 遺伝』2023年5月発行号 試読用動画

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  『生物の科学 遺伝』2023年5月号特集は「花ハス:歴史と最新研究―人との関わりを紐解く」です。本特集では,園芸文化が大きく発展した江戸時代に改良・育種され栽培されてきた植物「古典園芸植物」の一つでレンコンとしても馴染み深いハスのうち,鑑賞用の品種「花ハス」について,各研究者たちが紹介・解説します。時空を超えた花と有名な大賀ハス(古代ハス)から,仏教における人とハスの関わり,ハスの発熱機構やバイオミメティクス(ロータス効果),換気システム等の最新の研究成果についても取り上げます。

 巻頭グラビア11頁も「ハスの花ー伝統品種と新品種」,江戸の人々が愛でたハスの美しい姿を,当時の資料を基に紹介・解説するほか,国内外で育種された品種の比較や,近年東大で育種された新たな品種も一挙紹介。生物,遺伝学,植物学,園芸学,農学等に関わる研究や仕事の方のみならず,植物や花が好きな一般の方,さらに仏教や江戸時代等の日本の文化・芸術・歴史・考古学等に興味のある方も必読の1冊です。ほか新連載「大学初年次における生命科学実験」,各連載も必見です(「科学捜査と遺伝学」「高校生物・ワクワク宣言‼」「実験観察の勘どころ」)。

 

*植物や植物学等に興味のある方は,『生物の科学遺伝』バックナンバー特集「コケ植物が語る過去・現在・未来」(Vol.76-no.3(2022年5月号)特集「イチョウの世界/植物の生き残り戦略」(Vol.74-no.5(2020年9月号))特集「サクラ研究の新時代」(Vol.73-no.2(2019年3月号))ほか,別冊No.26『生命科学情報検索ガイドブック』,またエヌ・ティー・エス発刊の『薬用植物辞典』『バイオスティミュラントハンドブック』などもオススメです。